お悩み相談 | スピリチュアルカウンセラーマリオネット

「マリオネットが今あなたが抱えている悩みの原因をつきとめ、アドバイスをするコーナーです。

人の悩みはそれぞれです。しかし紐解いてみると悩みの根本は意外と単純なのかもしれません。

皆さんも参考にしてあなたの人生のロスタイムを改善へと導いてみてはいかがでしょうか。」

マリオネット

息子が荒れたのは、私のせいなのでしょうか? (42歳・女性)

私には中学3年生の長男と、小学5年生の長女がいます。夫婦ともに公務員として働いていて、私の両親との6人暮らしです。夫婦仲は数年前から冷え切っていて、家庭内別居状態ですが、家を建ててしまったし自分の両親や子どもが見ている手前、離婚には踏み切れない状態です。
2年生までは真面目で優等生だった長男が、3年生になったとたんに荒れ始めて私に対して反抗的な態度を取ったり、暴言を吐いたり、暴力を振るったりするようになりました。
夫は子どもたちに嫌われたくないので理解のある父親を演じて、ただ子ども達に優しくするばかり。
息子を叱ったりするわけでもなく、息子の行動を見て見ぬふりしています。
私の両親も長男がこうなったのは、私が仕事ばかりして家庭を顧みなかったからだと私を責めます。
確かに、仕事が忙しかったので家事を母に頼んではいましたが私なりに仕事も育児も頑張っていたつもりなのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか?

子ども扱いをやめましょう。

息子さんは思春期という多感な時期特有の、イライラやモヤモヤした気持ちをあなたにぶつけているのだと思います。あなたと旦那様の中途半端な夫婦関係が、思春期の息子さんに影響を与えているようです。

中学3年生ということは、14〜15歳でしょうか? 
昔は、15歳で元服。つまり大人になる儀式を行っていました。学校でも「立志式」などが行われるかと思います。今、息子さんは子どもから大人へと変わる転換期。人としてとても大事な時期です。
しかし、あなたはこの子に手をかけてやれなくて「申し訳ない」、「この子は不憫だ」などとお子さんのことを「可愛そうな子ども」だと思ってはいませんか? あなたのご両親も、少々お子さん達のことを甘やかし過ぎのようです。

子どもは親が思っているよりも「大人」です。
あなたが彼を子ども扱いすることが、息子さんをさらにイライラさせているのではないでしょうか。

子ども扱いをやめて、息子さんを一人の男性として接するように心掛けてみてください。
息子さんが大人になれるように、あなたが巣立つ手助けをしてあげましょう。
たとえば、「仕事が大変なんだよね」と彼に相談を持ちかけたり、「あなたを頼っているのよ」という気持ちを彼に示してあげると、息子さんのあなたへの態度も変わってくると思います。

息子さんから守ってもらえるような関係になれるように、努力してみてください。
その上で、少しずつあなたと旦那様との関係を、息子さんに話してみると良いでしょう。
お子さんも、お二人の関係を少なからず感じとっているはずですよ。

そして「誰のせいで長男がこうなった」というような議論を家族間でするべきではありません。
家族同士で「誰が悪い」と罵り合うようなことになると、多感な時期の息子さんの心に悪影響を与えてしまいます。息子さんは、あなたを含めご家族のことが大好きなんです。
自分のせいで家族が言い争うようなことになると、とても心を痛めるでしょう。

みんなそれぞれに自分の役割を頑張って務めていたのですから、「誰が悪い」という責任問題は考えないでください。あなたも、息子さんも、旦那さんも、誰も悪くなんかないのです。

あなた自身は旦那様のことを快く思っていなくても、息子さんには父親である旦那様のことを尊敬してもらえるように、決して息子さんの前で旦那様の悪口を言うようなことはしないでください。息子さんは自分の両親お二人ともを愛してらっしゃるのですから・・・
「あの人のこういうところは、見習いなさい」って息子さんに言えたらいいですね。

<<マリオネットから一言>>「言霊」を考える。
自分が幸せになりたいなら、まず相手の立場に立って考えてみることです。
「私が、私が」と自分の主張を通そうとするばかりでは、幸せはやってきませんよ。
あなたの放った「言霊」を、相手がどういう風に捉えるのかをよく考えてみてください。
一度相手の立場に立って物事を考えると、今まで感情的に放ってきた言葉も一度自分のなかで噛みしめてから、相手に伝えられるようになります。

人は心の持っていき方次第で、幸せにも不幸にもなれます。
ある一言が相手のとらえ方次第で、激励にも悪口にもなるのです。
自分の立場だけで皆が主張するから、相手も戸惑ってしまいます。
今日の自分を振り返る余裕を持って、自分に余裕ができたときに御家族の気持ちも考えてみてください。

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